平成18年10月3日(火) 上毛新聞掲載 |
大慈恩寺の法師が講演 三蔵法師の教え継承 三蔵法師の教えを継承する大雁塔大慈恩寺監院(中国西安市)の増勤(ぞうきん)法師の講演会が二十八日、高崎市栄町の高崎サンパレスで開かれる。 三蔵法師と呼ばれた僧侶、玄奘は長安(現・西安市)を出発後、天竺(インド)から十七年かけて仏教経典を持ち帰った。 大慈恩寺に入山後、経典の翻訳に生涯をささげたといわれる。 高崎市石原町の真言宗智山派・大覚寺(川崎弘悠住職)が日本で唯一大慈恩寺と友好寺院締結していることから、講演会が実現した。 増勤法師が本県を訪れるのは初めて。 講演では、現在の日本で問題になっている家族や社会とのかかわりなどについて、中国の概念、思想をもとに話す予定。 参加費は歓迎レセプションと合わせて八千円。 時間は午前十一時三十分から午後一時三十分。 申し込み・問い合わせは大覚寺(☎027・328・5940)へ |
平成17年10月9日(日) 上毛新聞掲載 |
思い出の人形に別れ 前橋市六供町の葬祭場「日典ラサ前橋」で八日、人形供養法会が行われた。同市内などから約二百人が、家庭で不要となったひな人形やぬいぐるみを持参し、最後の別れの時間を過ごした。 法会は、同斎場を運営する「ライフシステム」(小泉進社長)が企画。半年に一度、前橋、高崎、太田の三市で持ち回りで行われ、今回が五回目となった。 この日は参列者からひな人形や日本人形、動物のぬいぐるみなど約二千六百点が寄せられた。 法会では、人形が飾り付けられた祭壇に向かい、僧侶が読経をあげたほか、参列者代表の女性が「これまで私を支えてくれてありがとう」と感謝の言葉を述べた。その後、一人一人焼香して祭壇に手を合わせた。 集まった人形は、近く高崎市内にある大覚寺で護摩をたいて祈念された後、処分される。 |
平成17年5月25日(水) 上毛新聞掲載 |
「自覚をもって仕事を」 群馬町足門の二之沢パナケア介護老人保健施設(森田豊穂理事長)で職員研修会が行われ、講演会を通して生きる力について学んだ。 医療、福祉に携わる職員の技術研さんと心のケアを図るのが目的。 病院関係者や外部から講師を招き月に一回、研修を開いている。 この日は真言宗智山派布教師で大覚寺住職、川崎弘悠さん=高崎市石原町=が「生きる力・中国西安の老人医療」について講演した。 川崎さんは、昨年六月に西安を訪れた際、体に病気がまん延して働けずに物乞いする人を見て「日本人がいかに働きやすく住みやすい環境にいるか」を実感したエピソードを披露。「みなさんは日本を背負ってきたお年寄りによって生かされていることを忘れずに、自覚をもって仕事に従事してほしい」と訴えた。 |
平成16年10月3日(日) 上毛新聞掲載 |
時の話題 大事にしていた人形に永遠の別れを告げる人形供養法会が二日、太田市下浜田町のセレモニーホール「日典ラサ太田」で行われ、参列した家族連れなど百人余りが、大事にしていた人形やぬいぐるみを供養した。 動物のぬいぐるみやひな人形、こけしなど約四千点が飾られた祭壇に向かって、僧侶が読経を読み上げる中、参列者代表の女性がお気に入りだったぬいぐるみに感謝の言葉を述べた。焼香では、静かに手を合わせる子供の姿も見られた。 寄せられた人形は五日、高崎市の大覚寺で護摩たきをした後に処分される。 |
平成16年6月17日(木) ぐんま経済新聞掲載 |
インターネットでお経 大覚寺が独自サービス 真言宗智山派大覚寺(高崎市石原町1992、川崎弘悠住職☎027~328~5940)はこのほど、同寺ホームページ内でお経を聞けるサービスを開始した。 「命日などの参拝に高齢者や身体障害者の人が行けない場合があった。そのことがきっかけになり構築した。」(川﨑住職)という。 ホームページは今年2月に完成。システムはプリモテック(高崎市双葉町3-1、澤田稔社長)が製作した。 ホームページ内にある「悟りの扉」でお経が無料で聞け、精神統一ができるというサービスを提供。「仕事に疲れたサラリーマンは精神を敬う気持ちも必要。本来の自分に戻る気持ちで利用してほしい」(川﨑住職)としている。 また、同寺のほか、ホームページ内でも購入できるお守り(500円~3000円)には、ホームページ内にある「祈りの扉」を開けるパスワードが付属。パスワードを入力すれば「先祖供養」、「動物供養」、「自己供養」、「縁結び」、「縁切り」、「現世利益」の各お経が聞こえるサービスも提供している。 川﨑住職は「祈りは形より心の問題。インターネットでもお経を聞きながら祈れる心があれば供養できる」としている。 ホームページアドレスはhttp://www1.ttcn.ne.jp/~daikakuji/ |