宗 派 : 真言宗智山派
総本山 : 智 積 院
別 院 : 真 福 寺
大本山 : 成田山新勝寺・川崎大師平間寺・高尾山薬王院
別格本山 : 高幡山金剛寺・大須観音寶生院・出流山満願寺
宗 祖 : 弘法大師 空海
中興の祖 : 興教大師 覚鑁
ご本尊 : 大日如来を始めとする、曼荼羅諸尊
根本経典 : 大日経、金剛頂経
読誦経典 : 般若理趣経、般若心教、観音経など
ご宝号 : 南無大師遍照金剛、南無興教大師
詠歌和讃 : 密 厳 流
宗 史 : 平安時代、弘法大師空海は中国から密教を伝え、真言宗を立教開宗しました。それより300年をへて、興教大師覚鑁は高野山に大伝法院を建立して、真言宗を興隆し、紀州に根来山を開創しました。しかし、根来山は秀吉により焼打ちにされてしまいます。その後、京都東山に再興されたのが智積院です。
教 え : 凡夫の私たちが、この身このままで仏になれる事を「即身成仏」といいます。人は、悟りを求める心をおこし、衆生への慈愛を持ち、修行を実践することによって、自分の心をありのままに知ることができます。これが即身成仏への道である、と説きます。
お護摩(語源は古代インドの言語であるサンスクリット語の「ホーマ」の音写、供物を火中に投入して焼く、といった意味があります。)とは真言宗の主要な行法の一つで、弘法大師が我が国に伝えられた「真言密教」の秘法であります。
不動明王をご本尊とし、その前に壇を設け、色々な供物を捧げ、護摩木という特別につくられた薪をたいて煩悩(迷いの心)を焼き尽くし、皆様方の諸願成就を不動明王に祈念いたします。
その火炎は諸々の悪や病魔を焼き尽くす功徳があり、お授けする護摩札は、不動明王の霊徳を宿し不動明王を象徴していて、ご分身ご分霊であります。
不動明王は一見すると恐ろしい表情、お姿をされていますが、これは私達の煩悩(迷いの心)を厳しい目で見つめ、智恵の剣で打ち砕き、どのような人間であろうとも、その索(なわ)で救い導いて下さる事を表しているのです。
昨今の既存の寺院では伝統的な教えを守り、その教えを守れば救われるという理念が主流ですが、私は、全ては”自然とのバランス”だと考えます。
”一人の天才はいらない” それよりも大覚寺へ来ていただける人々の能力を引き出し、人々の智恵を集めて、次の大きく新たな智恵が生まれる・・・という思想のもと、大覚寺を建立いたしました。
弘法大師・空海の教えを広めると共に、皆様の安らかなる心を祈願いたします。
・・・合 掌・・・
![]() 川 﨑 弘 悠
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