平成22年6月20日(日) 上毛新聞掲載 |
「日中には強いつながりがある」 高崎で中国仏教 第一人者が講演 中国仏教の第一人者で、三蔵法師の教えを継承する大慈恩寺(中国・西安市)の監院、増勤法師の講演と歓迎会が19日、高崎市内の結婚式場で開かれ、市民ら約150人が参加した。 同寺は、三蔵法師として知られる唐の高僧、玄奘がインドから持ち帰った経典を中国語に翻訳した寺院。 同寺と友好寺院締結している同市石原町の大覚寺(川崎弘悠住職)が増勤法師を招き、2006年に続いて2回目の講演を企画した。 前日の悪天候で飛行機の到着が遅れて開催が危ぶまれたが、増勤法師は「集まってくれる人のために」と急いで会場に駆け付け、「仏教をはじめ、日本と中国の間には昔から強いつながりがある」と日中の友好関係などについて講演した。 |
平成22年5月21日(金) 上毛新聞掲載 |
仏教の教え生き方語る 中国の増勤法師が高崎で5日に講演 中国仏教の第一人者で、三蔵法師の教えを継承する大慈恩寺(中国・西安市)の監院、増勤法師が6月5日、高崎市寺尾町の日典ラサ中山で、仏教の教えに基づく生き方などについて講演する。 大慈恩寺は、三蔵法師として知られる唐の高僧、玄奘がインドから持ち帰った経典を中国語に翻訳した寺院。 高崎市石原町の大覚寺(川崎弘悠住職)と友好寺院を締結しており、高崎では2006年に続く2回目の講演会。 時間は午前11時半から午後1時半まで。 参加費はバイキング形式の歓迎パーティーと合わせて8千円。定員200人。 申し込み、問い合わせは大覚寺(☎027・328・5940)へ。 |
平成19年6月5日(火) 上毛新聞掲載 |
日本人初の法号受ける 「西遊記」で有名な玄奘三蔵法師の経典が納められているとされる中国・西安市の大慈恩寺から法号「勤修」の法号を贈られた。 勤修は同寺の増勤監院が修行僧に与える法号。日本人で授与されたのは初めてという。 三十歳で仏門に入り、京都や奈良の寺で修行を積んで、十三年前に大覚寺を建立した。三蔵法師の教えに感銘を受け、十年前から年数回、大慈恩寺に通って学んでいる。 「現地では宗派の違いを超えて大勢が学んでいる。その人たちとの交流は良い勉強になった。日本の仏教に大きな影響を与えた教えを広めていきたい」 老人ホームや公民館などで講演会を開き、日中友好や文化交流の推進にも力を注ぐ。 「中国の仏教僧を積極的に日本に招いて交流を深めるとともに、三蔵法師の教えを刻んだ石碑を祭る大雁塔を建てるのが目標」と熱く語る。 |
平成19年4月23日(月) 上毛新聞掲載 |
4500体の人形供養 法会に150人参列 高崎市寺尾町の葬祭場「日典ラサ中山」で、大事にしていた人形に別れを告げる人形供養法会が二十二日、開かれた。 ひな人形や五月人形、ぬいぐるみなど約四千五百体が市民から寄せられた。 法会では僧侶が人形で飾られた祭壇に向かって読経を上げ、約百五十人の参列者が焼香した。 葬祭場運営会社「ライフシステム」が地域貢献の一環として前橋、高崎、太田の自社ホールで行っているイベント。 今回で七回目。 二十八日に同市石原町の大覚寺で護摩ををたいて祈祷した後、人形を処分する。 |
平成18年10月29日(日) 上毛新聞掲載 |
日中友好の大切さを説く 三蔵法師ゆかりの寺院管長 「西遊記」で知られる玄奘・三蔵法師の経典が納められているという中国西安市の大慈恩寺の増勤監院(管長)が二十八日、高崎市の結婚式場で講演を行った。 講演は、同寺で修行し姉妹友好寺院となっている高崎市石原町の大覚寺住職、川崎弘悠さんが増勤監院の来日を知り、日中交流を目的に招いた。 大慈恩寺は唐時代の六四八年に建立され、玄奘法師が翻訳した仏典が納められている大雁塔は西安市のシンボルとなっている。仏教布教の拠点だけでなく、中国の歴史的遺産でもある。 増勤監院は通訳を交え、文化や仏教を通じての交流の歴史を紹介し、「両国の友好の深さは海よりも深い。言葉や国は違っても仏の教えは同じ」と話した。近年、日本の民間の活動で現地の教育施設が整備されていることに触れ、「人間にとって幼い時期からの教育は大事。自らを教育しようという基本に仏の教えがあり、世界平和にもつながる」と説明した。 |